現代のキテレツ斎
芝浦 慶一(しばうら・けいいち)
書き下ろし破瓜小説
中学三年生の異常性欲者、大和マモルの精子が
憲法九条の条文にふりかかった時、虹とともに
全裸で現れた謎の白痴美少女、9条ちゃん。
彼女を巡ってまきおこる、愉快で奇怪な大珍事。
幼なじみのヤンデレ知的クールチェーンソー少
女知恵院左右、マッドな親米理科教師米田リカ、
そして9条ちゃんをねらう謎の組織「全国改憲
部OB・OG連合」そしてすべてのノンポリな
日本国民を巻き込んでドタバタひたすらバカら
しく展開する新感覚政治的スラップスティック
鬼畜ラブコメディふうノンポリライトノベル!
第一章 鬼畜と白痴とチェーンソー
第二章 対・改憲部 青春大闘争
第三章 せっくすと揺れる乙女心
第四章 たたかえっ! 憲法9条ちゃん
◆大和マモル(やまと まもる)
中学三年生。小学生の頃に某社刊の書籍『日本国憲法』と出会い、
憲法九条にしか欲情できない身体に。
ちょっとエッチな精液男子(ミルキーっこ)。
◆9条ちゃん(きゅうじょうちゃん)
マモルの前に突然現れた美少女。白痴。けんかや争いごとが大嫌い。
どんなものでもすぐ口に入れようとする。
◆知恵院左右(ちえいん そう)
マモルの隣に住んでいる幼なじみ。CHAIN財閥の令嬢。
チェーンソーが大好き。マモルのことはもっと好き。
◆米田リカ(よねだ りか)
マモルたちの担任で、改憲部顧問の美人理科教師。
強い政治的信念を持っており、目的のためには手段を選ばない。
◆犬飼ケンゴ(いぬかい けんご)
マモルの友達。リカの腰巾着。改憲部部長。
◆大和サトル(やまと さとる)
寡黙でほとんどしゃべらないサラリーマンパパ。モデルは『バブル・ボーイ』のパパ。
◆大和小夜子(やまと さよこ)
左翼が服着て歩いているようなウーマンリブママ。80年代の橋本治のような口調。
◆前教頭とC組のクラスメイトたちと、改憲部員たち
有象無象、にして個性的。基本的にはバカ。
◆全国改憲部OB・OG連合、改憲党、自民党の人々
有象無象、にして没個性的。基本的にはバカ。
・無意味な闘争と供給過剰のエロスは私の最も好むところだけど、そのどちらもが詰まっていたんだ。あと、作者の悪意ね。まあ、要するに山田風太郎を想像してくれればいい。
・闘争はお祭りであり、たとえケガ人が出ようが逮捕者が出ようが死人が出ようがお祭りであり、意味も目的もなくとも、ノリと雰囲気だけで人は戦い続けるのだ。
・これは本当に酷い作品だったのでオススメ!
・この作品はアナロジーが見事に機能しています。
・作者独自のシニカルな視点から社会情勢が全般的にバカにされています。
・馬鹿らしいことに彼の性癖形成にちゃんと納得できる理由も付いていて、彼の苦悩に(到底共感できそうにない彼の苦悩に!)なんと共感することが可能なのです。
・デカダンでニヒリズムな人がニヤニヤしながら読むタイプの本